私はしがない企業戦士（サラリーマン）ですが、給料以外に副業収入を得たいと考えています。
今は副業の利益がないに等しいので法人設立のメリットはありませんが、毎月15万円を超える利益が出てきたら節税のための法人を設立したいので、今から調べたいと思います。
問題は、私が勤めている会社は副業を禁止している昭和レトロな会社なので、会社にバレずに副業しなければいけないのが重要なミッションになります。
今回はその問題を解決するため、妻を社長にしたプライベートカンパニー設立を考えたいと思います。
妻を社長にした場合に得られるメリットは大きく3つあります。
副業していることが本業の会社にバレない
副業が会社にバレてしまう理由は大きく二つあります。
一つ目がよく言われる住民税の増加です。二つ目が会社の商業登記の記載内容からです。
住民税というのは収入に応じて税額が決まりますが、本業以外の収入があると当然住民税も上がります。
本業の収入以上の住民税の請求が住んでる自治体から届きますが、基本的にお仕事がいくつかあるとその最もメイン（収入が一番多い）となっている会社に対して請求が届くというのが、通常の流れになります（会社に行かない方法もあります）。
そうなると、本業の会社の経理の人が届いた住民税を見た時にあれ？って思うわけです。
経理の人は、これぐらいの金額を稼いでいれば住民税はどれくらいになるか分かります。
そうすると本業以外に何か収入を得てるんじゃないかと、そこから副業がバレるんです。
また、もしもあなたが自分の会社を設立した場合、商業登記から副業がバレるということがあります。
商業登記というのは普通のサラリーマンだと馴染がないと思いますが、簡単に言うと会社の住所や、どういう仕事を、どういった人たちがやってるかというものを法務局に届けるんですが、その内容が記載された文書のことを商業登記と言います。
そこに代表者の名前とか役員の名前、住所等を含めた情報が記載されています。
その中にあなたの名前があると、副業がバレてしまうということになります。
それを回避するために、あなたは社長や役員にならないで、奥さんを代表にするということです。
会社を設立して、あなたの副業の収入をあなたの収入ではなくそのプライベートカンパニーの売り上げとして計上すれば、あなたの収入は上がらないので住民税は増えません。
それから、奥さんが社長であれば商業登記に載せる役員の名前にあなたの名前が載りません。
つまり、住民税と商業登記から副業がバレるリスクがなくなります。
所得分散によって税金が減って世帯年収が増える
妻が社長なら所得分散で税金が減って、世帯年収が増えるというものがあります。
どういうことかと言うと、奥さんを社長にして、会社の売り上げの中から奥さんに役員報酬という形でお給料を支払うんです。
そうすると①あなたの本業のお給料、②あなたの奥さんの役員報酬、③プライベートカンパニー（会社の内部留保）にお金が残るんです。
この三つの収入が世帯年収ということになります。
さらに、収入を分散することで、かかる税金が減るということです。
日本は累進課税と言って、収入に応じて税額が変動します。
今現在、日本は累進課税七段階の税率がありますが、収入が高ければ高いほどその収入にかけられる税率のパーセンテージが大きくなります。
よく収入が高い人が、1億円とか2億円ぐらいあっても半分ぐらい税金で持ってかれちゃうよという話を聞きますが、これは、七段階の税率の中でも1番上の税率が40パーセントとか45パーセントの税金が取られてしまうということです。
例えば、あるサラリーマンの年収が450万としたら、20パーセントぐらいの税金を取られます。1億円みたいな人に比べればだいぶ税額は低いですが、収入額が上がれば上がるほどその税率に対する掛け率は上がってくるので、できれば収入金額を分散化した方が手元に残る金額が増えるということになります。
社会的信用を維持しつつ事業を行うことができる
妻が社長で夫がサラリーマンだと、社会的信用は最強です。
夫がサラリーマンということは定期的な収入が期待できるということです。
さらに持ち家を持ってると担保も期待できるので、金融機関からお金を借りたいとか、クレジットカードを作りたいなというときは、サラリーマンの信用背景でお金を借りたり、クレジットカードを作ったりできるわけです。
サラリーマンは、基本的に毎月決まった日に決まった金額の給料が銀行口座に振り込まれる（非常に信用が厚い）ので、金融機関もクレジットカード会社もサラリーマンであれば信用してお金を貸してくれたり、クレジットカードを発行してくれます。
さらにメリットは、奥さんが社長になれば協働した収益活動ができるということです（奥さんも手伝ってくれればの話ですが・・）。
これは専業主婦と働く女性で比較されますが、ー生涯の所得で7,000万円ぐらいの差がつくと言われています。
しかも厚生年金に入った状態で65歳まで奥さんが勤めた場合と比較して、一般的な専業主婦の方だと旦那さんの扶養家族（3号被保険者）の国民年金が収入としてありますが、奥さんが働いていて自分で厚生年金に入っていれば、65歳で定年退職した後には奥さん自身の厚生年金が入ってくるということになります。
そうなると、国民年金と厚生年金の差は非常に大きいので、生涯所得で7,000万円どころか1億円ぐらいの差が付くということもあり得ます（今後、年金がちゃんと貰えればの話ですが）。
このように、奥さんを社長にしたプライベートカンパニーを設立すればメリットが多いということが分かります。会社を設立するときは、プロにお任せすることもできますが、せっかくなので自身のスキルアップにもなるので、開業書類を無料でカンタンに作成にできるクラウド会計ソフトを使うのも良いでしょう。
あなたがサラリーマンという安全パイを持ったまま、副業で収入を増やして豊かになる。
これこそが、これからのサラリーマンが豊かで幸せになるための一番の方法なのではないでしょうか。
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